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症例写真です!円形脱毛症 セファランチンの内服+グリチロンの内服+フロジン液の外用+ステロイドクリームの外用を2か月弱行いました。 大阪市中央区天満橋 ふくずみ形成外科 

今回は、アラサー男性の円形脱毛症の患者さんです。

内服薬と外用薬の治療を2ヶ月続けて頂いて、ご覧の通り髪の毛が無事に生えてきました!

処方したお薬は、次の通りです。
①セファランチン 6錠/1日量
②グリチロン 6錠/1日量
③フロジン外用液5%
④ステロイド・クリーム
の4種類です。

  治療前 2014年7月12日



                              

  治療開始2ヶ月後 2014年9月6日 

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円形脱毛症は、大きなストレスが加わった時に発生することがあります。
原因不明のことも多いのですが、適切な治療を行えば2か月程度の短期間で治すことができます。

多発性の円形脱毛症で上記治療に抵抗性を示す場合には、ステロイド薬の局所注射を行ったり、紫外線治療を行うと良い結果が得られることも経験的に分かっております。

円形脱毛症の中には、全脱毛やそれに近い悪性のタイプがありますが、その場合の治療は、局所免疫療法という治療方法が効果を発揮します。

治療に使用する薬剤として、
①DPCP(ジフェニル・シクロ・プロぺノン)
②SADBE(スクアリック・アシッド・ジブチル・エステル)
という2つの化学物質があります。

簡単に言うと、あらかじめ①か②の化学物質を体にかぶれ物質として覚え込ませておいて、頭皮に1万分の1%ほどのごく薄い濃度のものを綿棒で塗って、患部に軽いかぶれ刺激を起こさせる治療となります。
週に一度の通院で、軽く綿棒で上記物質を頭皮に擦り付けるだけで済みます。

これだけの治療なんですが、徐々に産毛が生えて、さらに硬い毛に成長していくんですよ!

局所免疫治療に関してましては、後日。詳しく述べてみたいと思いますが、当院では、良くある円形脱毛症や男性型の脱毛症のみならず、悪性の円形脱毛症の患者さんまで幅広く診療を行っております。

悪性の円形脱毛症の患者さんの中で、ビックリするほどの改善効果が得られている方が多くいらっしゃいますので、後日、当ブログにアップさせて頂きたいと思っています。

それでは、また!

クリニックのホームページへ飛ぶには、下のURLをクリックして下さい。
(医)美咲会 ふくずみ形成外科 
http://www.fukuzumi.jp/
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円形脱毛症の治療

今日は、円形脱毛症の治療について書きますね。

円形脱毛症の原因は、従来、ストレス説やウイルス説、アレルギー説、
遺伝説、自己免疫説といったいろいろな説がいろんな研究者たちに、
勝手に(笑)唱えられてきたんですけど、実際のところは未だに
良くわかってないんですね・・・。

その中で、今は自己免疫らしいでと言われています。

自己免疫とは、外敵をやっつけるはずの体の防衛軍が、敵と間違えて
味方(毛母細胞等)を攻撃してしまうことです。

それで、円形脱毛部分の免疫を抑制させる目的でステロイド剤の軟膏を
塗って頂いたり、注射を行ったり、内服をお勧めしたりするわけです。

一般的な円形脱毛症に対する、当院の標準的な治療は次の通りです。

①漢方薬の内服→柴胡加竜骨牡蛎湯や加味逍遥散等
②セファランチンの内服
  →アレルギーを抑えたり・血流を良くする効果があります。
③グリチロンの内服→炎症やアレルギーを抑える効果があります。
④フロジン液の塗布→副交感神経を刺激する働きがあります。
         →副交感神経を刺激する薬剤って珍しんですよ。
          通常、夜寝ている間に交感神経が休んで、
          副交感神経が活発に働くと髪の毛が良く
          生えるんですね。
⑤ステロイド・クリームの塗布→自己免疫を抑えます。体が間違えて
              自分の毛根を攻撃してしまう誤射撃を
              なくします。   
⑥紫外線照射→VTRACという紫外線治療器を使用します。
       紫外線照射によりTリンパ球のアポトーシス(細胞死)
       が誘導され、過剰な免疫系が抑制されるんですって。
       (正確には、なぜ効果があるか分かってないんですよ・・・。)

円形脱毛の範囲が広い場合や、コイン大の脱毛箇所が多数
認められる場合には、ステロイドの注射を行ったり、
ステロイドの内服も行います。

他に、全頭脱毛の方は、この円形脱毛症に分類されるのですが、
先の治療法は無効であることがほとんどですから、別の治療法が
必要となります。

別の治療法とは、局所免疫療法と呼ばれるもので、簡単に言うと
「皮膚のかぶれ」を利用した発毛治療です。

かぶれを起こさせる化学物質として、当院では
DPCP(ジフェニル・シクロ・プロぺノン)という物質を利用しています。

まず、上腕の内側に1%濃度のDPCPを塗ったろ紙を貼り付けます。
その後48時間このろ紙を腕に貼りっぱなしにしておきますと、赤く
かぶれて、いわゆる「感作された状態」となります。

つまり、体が有害物質として認識するわけです。

「感作」が済みますと、2~3週間して0.0001%かその10倍の濃度の
0.0001%のDPCPを綿棒で頭の脱毛部位もしくは頭全体に
塗っていきます。

1週間に1度の通院で、このDPCPの塗布作業を根気よく繰り返す
ことになります。

頭のかぶれやかゆみを患者さんに確認しながら
徐々に濃度を上げていくのですが、塗ったその日と次の日くらいに
軽いかゆみをもよおす位がちょうど良い濃度ということになります。

5~6回くらいDPCPの濃度調整を繰り返しますと、ちょうど良い濃度
というものが患者さんも当方もだんだんと分かって来ます。

当院でも、全脱毛の患者さんがちょくちょくお越しになられるように
なりました。

全脱毛の患者さんは、いろいろな育毛サロンに通ったり、
民間療法を試したり、クリニックの治療も受けてこられたと話されます。

にもかかわらず、一向に毛が生えてくる兆しもなく、もう諦めるしか
無いのでしょうか?と、ため息交じりに話されたりします。

そんな方には、このDPCP療法が効果があるんですね!!

全頭脱毛の患者さんには、毎週一回通って来ていただき、太めの
綿棒にDPCP溶液をたっぷり染み込ませ、頭全体に万遍なく塗って
いきます。

塗っている最中に、うっすらと産毛が生えているのを見つけますと、
自分もすごくうれしくなります。

「生えてますよ!」って。思わず声を上げたりなんかしますね。

そのわずかな産毛を少しずつ育てていくと、頭皮の所々に断片的な
島状の毛の塊ができてきます。

さらに治療が進むと、その島状の毛がどんどん周りに拡大し、
最後には、頭全体を毛が覆うというところまで行くんですね。

DPCPは、本当に良い治療法です。かぶれ物質を週に一回、頭に
塗るだけで済みますから・・・。

ただし、DPCPが効かない人もいます。その場合は、SADBEという
他の化学物質を試すことになります。

当院の脱毛症治療も治療の幅というか、症状ごとに選択肢が
ずいぶん増えてきたと思うんですね。

紫外線治療器のVTRAC(ブイトラック)も大活躍ですし、男性型の
脱毛症(AGA)も多剤併用療法でほぼ克服できていますし・・・。

まあ、感傷にしたってばかりいてもいけませんが、全頭脱毛症
の方を含めて円形脱毛症は何とかなりますので、お困りの方は
どうぞ当院へお越し下さい。

頑張って生やしますよ!!

それでは、また。

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