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症例写真です。太田母斑(顔の青あざ)のレーザー治療 Qスイッチ・ルビーレーザー×2回 30歳代後半の女性 大阪市中央区天満橋 ふくずみ形成外科

今回は、太田母斑(顔の青あざ)のレーザー治療について、症例写真をご覧に入れたいと思います。
患者さんは、30歳代後半の女性の方です。

Qスイッチ・ルビーレーザーの治療を、一年間の内に2回受けて頂きました。
治療自体は、途中段階でこれで済んだわけでは無いのですが、レーザーを当てるたびに徐々に薄くなっていく経過写真をご覧頂きたいと思い、今回掲載させて頂きました。

2回のレーザー治療で、色素は50~60%減少しているかと思います。

太田母斑のレーザー治療は、通常3か月間隔で受けて頂いております。

完治するまでのレーザーの必要回数ですが、
①色調が薄い方で→2~3回程度、
②色調が濃い方で→6~8回程度、
③中間程度の濃さの方で→4~5回程度
必要となります。

この方の場合、中間程度の濃さと言えますので、合計4~5回程度の必要回数という事になります。
→実際は、治療間隔を長めに取って頂いているので、あと1回くらいで大丈夫そうではあります。

 治療前  2014年11月7日



                              

 治療後  2015年11月18日
 
IMG_1327-blg2.jpg

ところで、レーザー治療途中は、病変部に一致して炎症後の色素沈着が生じることを多く経験します。
レーザー照射を行った部分全体にモヤがかかったように茶色味がかったり、病変を取り巻くように濃いしみが生じたりすることが比較的多く認められます。

そういった場合には、炎症後の色素沈着を引かせるために、患者さんには内服剤や外用剤を使用するようにお勧めしております。

炎症後色素沈着が強く生じている場合には、2回目以降のレーザー治療を受けて頂く際に、非常に大きな障害となってしまいます。
不要なシミ部分のメラニンにレーザー光線が大部分吸収されてしまい、肝心の病変のメラニンに到達するレーザー光が減弱してしまいます。

一言で言いますと、やけどの危険性が高まり、治療効果が悪くなってしまうという事になります。

ですから、レーザー治療前後とレーザー治療期間中は、特に紫外線対策を厳重に行って頂く必要がございます。

この方の2枚目の写真にも、一過性の炎症後色素沈着(PIH)がうっすらと認められています。
このPIHは、レーザー治療を行っていく上で、大変重要な問題となりますので、患者さんにもその都度、紫外線対策とシミ対策の内服剤と外用剤の併用をお願いすることにしております。

今後、この方の経過写真を随時アップしていく予定ですので、どうぞ楽しみにしていてくださいね。

それでは、また!

クリニックのホームページへ飛ぶには、下のURLをクリックして下さい。
(医)美咲会 ふくずみ形成外科 
http://www.fukuzumi.jp/
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症例写真です。30歳代女性 太田母斑 Qスイッチ・アレキサンドライト・レーザー×1回+Qスイッチ・ルビーレーザー×2回 大阪市中央区天満橋 ふくずみ形成外科

今回は、太田母斑のレーザー治療について、語ってみたいと思います。

症例は、30歳代女性で太田母斑という青あざの診断病名です。
これまで、治療は一度も受けられたことがない未治療の患者さんです。

当院では、まず局所麻酔の注射の後、Qスイッチ・アレキサンドライト・レーザーを1回受けて頂きました。
その後、半年後と一年後に、今度は、Qスイッチ・ルビー・レーザーを2回受けて頂きました。
3回のレーザーは、すべて局所麻酔の注射後にレーザーを照射しております。

 治療前  2009年8月18日




                              

  治療後  2010年12月25日

IMG_3373-aft.jpg

下の写真では、下まぶた付近に若干の色素が残っている感じですが、一応略治という事で治療を終了しております。

また、うっすらと右ほほに全体に一過性の炎症後色素沈着が認められます。
こちらの方は、しみに効果のあるトラネキサム酸と漢方薬を処方し様子を見て頂くことにしました。

たまたま、この方の場合、Qスイッチ・アレキサンドライト・レーザーとQスイッチ・ルビー・レーザーを組み合わせて治療しましたが、
現在では、太田母斑のレーザー治療は、全例Qスイッチ・ルビーレーザー単独で治療することにしております。

経験上は、Qスイッチ・ルビーレーザーの方が、大きなスポットサイズでしかも高出力で照射することができます。
大きなスポットサイズ(直径7mm程度)が使用できるという事は、レーザーの深達度が深くなるというメリットがあります。

すなわち、Qスイッチ・ルビー・レーザーの方が、一回当たりの治療効果が高いと言えます。

ただ、両方のレーザーとも太田母斑のレーザー治療として、健康保険で治療が認められていますし、確実に効果が見込める治療ですから、あとは、術者の好みという事になります。

今回も、ちょっと昔の写真を持ち出しましたが、太田母斑のレーザー治療に関しては、恩師の葛西健一郎先生が、平成元年頃に日本で初めてQスイッチレーザー(正確には、Qスイッチ・ヤグ・レーザー)を使用されて、劇的な治療効果を世にお示しになった記念碑的な出来事があったんですね。

それまでは、ドライアイス治療が主流でした・・・。

20数年後の現在では、Qスイッチ・レーザーで太田母斑の治療を行うことは、もはや当たり前のスタンダードな治療となっています。
しかも、生後数か月からレーザー治療を開始することも普通です。
健康保険で治療できることも当たり前です。

ガイドラインが作られ、健康保険で治療が受けられるのは、素晴らしい事なんですが、何でも当たり前になってしまうと、感動が薄くなってしまうような気がしてなりません。

新たな感動を求めて、未知なる治療効果を求めて、新しいレーザー・光・超音波・高周波治療器を次々と手にする自分が居ます。

それでは、また!

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