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症例写真です。下口唇部にできた静脈湖に対するレーザー治療 Vbeam×1回 60歳代前半の女性 大阪市中央区天満橋 ふくずみ形成外科

今回は、くちびるにできやすい静脈湖という血管腫について触れてみたいと思います。

患者さんは、60歳代前半の女性の方です。
下口唇部の真ん中辺りに直径1cmを超える大きなできものが認められます。

病態は血管腫で、病名は「静脈湖」というちょっと素敵な名前が付いています。
英語表記は、「venous lake」と言います。

治療としましては、従来、
①電気メスで焼灼したり、
②メスで切り取る手術を行ったり、
③炭酸ガス・レーザーで蒸散させたり
というような方法が取られることが多かったのですが、

最近では、赤あざ治療器の「Vbeam」を使用されることも多くなって来ているようです。

この方の場合、麻酔の注射を皮下に行った後、Vbeamレーザーを用いて念入りに照射しましたところ、
一回の治療でほぼ消えて無くなりました。

治療後11日目の状態が、2枚目の写真です。

 治療前  2013年1月30日



                              

 治療後  2013年2月10日

IMG_2523-blg2.jpg

レーザー治療後、たった10日あまりでこれほど綺麗に消えたことは、僕に取りましても衝撃的でございます!

病変の大きさが、直径1cm以上もある大層大きなものでしたか・・・。
レーザー治療が2~3回くらいは、必要だと、当初、見積もっておりました。

1回のレーザーで治療が完了してしまい、自分でもちょっとびっくりしております。

照射条件は、次のとおりです。
スポットサイズ:φ7mm
パルス幅:10ミリ秒
出力:15J/㎝2
DCD:30ミリ秒/20ミリ秒
ショット数:7ショット

いやはや、「Vbeam」の切れ味は最高ですね!

正常組織に対する熱損傷は、最小限で済んでいる模様です。
レーザー後、11日目で大きな病変が自然吸収されています。

治療後の表皮は、口紅を塗っていただいても大丈夫なほど回復していますから!
思わず、「拍手」ボタンを押したくなりますよね!

それでは、また!

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(医)美咲会 ふくずみ形成外科 
http://www.fukuzumi.jp/
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治療に使っている優れもの小物集 クライオ・スプレー(液体窒素)とコーン・スライサー(たこ削り)について イボ(尋常性疣贅)とウオノメ・タコ(鶏眼・胼胝)には欠かせませんっ! 大阪市中央区天満橋 ふくずみ形成外科

①コーン・スライサー(タコ削り器)

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これが実に優れものなんですね。
ウオノメ、タコ、イボを薄くスライスして上手に削り取って行くことができます。

特にウオノメなんかは、クサビ状に皮膚内に深く入り込んだ角質分をコボッと綺麗に削り取ることができます。
まったく血が滲んだりしませんし、削った底の部分がツルンとしたキレイな角質組織が顔をのぞかせます。
同時に、患者さんは、処置後に痛みがすっかり消えて何事も無かったように歩いて帰られます。

簡単な処置で劇的効果があるので、患者さんにもすごく喜ばれます。
誰がしても綺麗に削れますので、処置自体が楽しいですよ。

個人でも東急ハンズ等で買えますしね・・・。
ちなみに、コーン・スライサーというのが正式名称で、英語でウオノメ・タコのことをコーン(corn)と言います。

原理は、ジャガイモの皮むきと同じです。
刃が小さいので、細かい作業に向いています。


②CryoPro(クライオ・プロ 液体窒素噴霧スプレー)です。
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③CryoProの先端部分です。
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④CryoProを使用するとき便利な、病変の大きさに合わせて使用するプレートです。


液体窒素をCryoProに小分けして使用します。
治療対象は、イボ、アクロコルドン(軟性線維腫)、脂漏性角化症等です。

CryoProにレバーが付いていて、このレバーを押すというか手前に引くとシューッと液体窒素が噴霧されます。
かなり勢いよく冷気が噴霧されますので、治療中楽しいですよ!!
ちょっと秘密兵器っぽいし、いい音がして白い冷気がブワーッと出続けますから・・・。

それで、イボなんか治療する際に正常皮膚に冷気が当たらないように、病変部位にだけ的(まと)を絞って、CryoProの冷気が照射できるように工夫されているのが、④のプラスチック製のプレートです。

大小4種類の穴が空いていまして、イボの大きさに合わせて「大きさは、これかな、いやこれで行こう」なんて独り言をつぶやきながら、穴決めを行っています。

大きめであったり角質が分厚くなっているイボの場合は、いきなり液体窒素を噴霧するより、①のコーン・スライサーである程度、角質を削り取っておいてから、イボの内部を露出させておいて、液体窒素を噴霧した方が効果が高いです。

というわけで、当院では、治りにくいイボを治療するのにコーン・スライサーとクライオ・プロを活用していますよというお話しでした・・・。
ちゃんちゃん♪

それでは、また!

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イボ治療について ~漢方薬を中心に~

今日は、イボ治療について最近の様子を書いてみたいと思います。

当院のブログやホームページを検索してご訪問頂く患者さんが、非常に熱心に読んでただいている
ページがあります。

それはイボ治療について書いたページなんですけど、非常に訪問者が多くて滞在時間も長いみたいです。

恐らく、市販の「イボころり」を試されたり、皮膚科医院で「液体窒素」を受けられたりしてもなかなか
良くならない方が実際のところ非っ常~に多いのかなと思っています。

いつの間にか簡単にできてしまうイボではございますが、「いつの間にか治ったなぁ」とか
「液体窒素をしてもらったら、すぐ取れたわ」なんて都合の良いことにはなかなかならないところが、
悩ましいところです。

簡単に治らないのが「イボ」!
開業医の先生を悩ませるのが「イボ」!
少しかゆくて、掻くと周りに拡がるのが「イボ」!

とにかく厄介です・・・。

僕も「イボ」と格闘している開業医のひとりですが、漢方薬が結構というかすごく良く効くので、
それについて書いてみたいと思います。

その名も「ヨクイニン」という漢方薬です。
「ヨクイニン」はハト麦の成分で、免疫力をアップさせる効果があります。

イボの原因のパピローマ・ウイルスは毒性が弱いので、体の免疫機能がなかなか本気を出さないせいで
長期間抗体が作られない傾向にあります。

そのせいで、イボがいつまでたっても治らないということになるんですが、ヨクイニンが免疫機能を
高めることで、マクロファージやNK(ナチュラル・キラー)細胞等が活性化され、イボの撃退を
強力に推し進めるんですね。

液体窒素の治療と漢方の「ヨクイニン」の内服を併用すれば、相乗効果がかなり期待できます。
ずばり治りが早いんですね。

「ヨクイニン」は、他に肌に潤いを持たせキメを整える効果があります。
何を隠そう、僕も2カ月ほど前から飲んでいるんですけど、ほっぺたがツルツルになって来ましたよ!!
家内にも飲むように勧めているところです。

それから、「ヨクイニン」は、子宮頸ガンの原因となるパピローマ・ウイルスにも効果があることが分かって
来たんですね!!

実際、副作用の怖いワクチンなんて全然打つ必要なんて無いんですよ。

水イボや尖圭コンジローマにも効果があるんですね。
ただし、健康保険で認められているのは、「尋常性疣贅(イボ)」と「青年性扁平疣贅(顔にできやすいイボ)」
の2種類だけです。

「ヨクイニン」は、市販で安く売られているのでお勧めですよ!!
食品感覚で飲んで頂ける安全性の高い漢方薬と言えます。

イボの人と美肌を目指す方は、薬局に行って買って下さいね!!

それでは、また。

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イボ(尋常性疣贅)の治療について

今日は、イボについて書きたいと思います。

イボは、ヒト・パピローマ・ウイルスというウイルスに感染して腫瘍性に増殖する
れっきとした感染症なんですね。

通常、ウイルス感染を起こした場合は、体内の免疫系が反応して熱が出て
抗体を作り始めます。

ところが、イボのウイルスはウイルスとしての毒性が極めて弱いせいで、
体内の免疫系が即座に働かないんですね。

まあ、体の方が安易に構えていて、命にかかわるような重大なことは
起こりそうにないから、抗体を作るのは後回しにして先延ばしにする
んですね。

そのせいで、なかなか治らないということが起こります。
人によっては、3年から5年くらいイボが治らず困っているという方が結構
おられます。

通常、イボの治療は、健康保険で液体窒素を綿棒に染み込ませてイボに
ギュッと押し当てる圧抵法が認められています。

当院でも、この治療を行うことが多いですね。

圧抵法と同じ系統の治療となりますが、クリオ・スプレーという
魔法瓶みたいなボトルに液体窒素をドボドボと結構な量を入れておいて、
ノズルから冷気を吹き付けるタイプのものもあります。

イボの大きさに合わせて吹き付ける範囲を調節できる穴あきの
プラスチック・ゲージを使えばピンポイントの噴霧が可能です。

操作が簡単なので、僕もシュッシュ・シュッシュと小気味よく
治療ができ結構好きな治療アイテムとなっております。

患者さんによっては、大きめの綿棒でギュッと押し当てられる方が
良く効くので、敢えて旧式の綿棒を希望される方もおられます。

手の指にできたイボは、この液体窒素で治療できることも多いのですが、
足の裏にできたイボは、正直、液体窒素では無理ですね。

特に治りにくいいうことで、皮膚科のエライ先生たちが過去に「足底疣贅」
という特別な名前を献上されておられます。

難治性の場合は、イボ部分の皮膚を全部切除して、その後に植皮する
ことがあったほどです。

そこで、難治性の「足底疣贅」を何とか治せないのかと僕も頭をひねったんですね。
そして、出てきたアイデアが次の方法なんです。

①ブレオマイシンという肺癌に効果のある抗がん剤を、注射の麻酔薬に溶かし
込みます。
②イボの奥深くに潜んでいるイボ軍団めがけて、この薬剤を注射します。
③麻酔効果もあるので、麻酔が効いたところで炭酸ガス・レーザーで
イボの塊り全体を焼き払います。

イボの塊りがあった部分が、レーザーで見事にくり抜かれて皮膚欠損になる
くらいを目標としています。

治るのに3週間くらいかかりますが、もともとのイボが血管網を張り巡ら
しているせいか、意外と綺麗に治るんですね。

たいてい、一度のレーザー治療で治すことができるのですが、弱気になって
レーザーをかけるのが弱いと、一部再発してしまいます。

ですから、イボのレーザー治療は、気持ち的には、「思い切ってドンと行こう!!」
という感じです。

この治療の良いところは、皮膚表面のイボはレーザーでやっつけることができますし、
深部はブレオマイシンという抗がん剤が効きますので、イボの正面と
裏の両方から攻撃できる点が素晴らしいんですね。

レーザー治療は、これぐらいにしておいて、小学生くらいの子供のイボが
また問題となるんですね。

液体窒素だと痛くて我慢できないし、レーザー治療は大げさすぎるし・・・。

当院では、子供さんにはステリハイドという消毒薬をお出しすることが多いですね。
イボにステリハイドを塗るだけです。
ちょっと染みて痛かったり、周りの皮膚が茶色くなったり、少々ニオイが
臭かったりしますが・・・。

まあ、自宅で塗るだけで済むんだから、楽でいいかなと・・・。

ステリハイドが効かない場合は、活性型ビタミンD3軟膏をたっぷり塗って
サランラップで巻くという方法もあります。

まあ、毎日イボの患者さんと格闘していますね。

なかなか手ごわいですけど、ひるんだら負けますから・・・。
絶対にやっつけないとダメな相手ですから。
正に真剣勝負。

ふくずみ形成外科は、「結果が出せるクリニック」ということを目標に
日々頑張っております。

どんなイボもかかって来なさい!
受けて立ちますよ!!

それでは、また。

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ふくずみ形成外科・院長

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