
症例写真です。 【再掲載】尋常性白斑・治療完了!小学生 女児 VTRAC(紫外線治療)×21回+外用療法+内服療法 大阪市中央区天満橋 ふくずみ形成外科
|Posted:2015/03/11 12:26|Category : 白斑|
今回は、小学生の女の子の白斑が治療終了に漕ぎ着けることができましたので、写真をご覧に入れたいと思います。
この方に対して、当院が行った治療内容な次の通りです。
①VTRAC(エキシマランプを利用した紫外線治療)
②プロトピック軟膏小児用(0.03%濃度)
③その他内服薬×2種類
です。
紫外線治療は、週に一回のペースで合計21回受けて頂きました。
治療期間は、7カ月余りです。
瞼の白斑
治療前 2014年6月2日


治療後 2015年1月6日

①VTRAC本体です。

②VTRACから紫外線を照射したときのイメージ写真です。
→照射口の面積は、19㎠(6.1cm×3.1cm)あります。

③VTRACのハンドピースを直接、白斑部分に押し当てて治療中のイメージ写真です。
→白斑が小さい場合には、黒色のフェルト布を病変の形にくり抜いて、正常皮膚に紫外線が当たらないようにして照射しています。
→また、出力によって照射時間は若干長くなったり短くなったりしますが、一箇所当たりおおむね1.5秒間くらいと、ごく短時間ですみます。

VTRACは、308nm±2nmのごく狭い範囲に限局する紫外線を用いた(ナローバンドUVBといいます。)を発する紫外線治療器です。まれにチリチリとした感覚がありますが、痛みはほとんどありません。
病変のみに対して部分照射ができる(これをターゲット型といいます。)ので、お子様から年配の方まで安心してお受けいただけます。
何と言いましてもVTRACは、病変に対してピンポイントで照射できますので、正常部位の皮膚が傷まないという利点があります。
従来の紫外線治療器との違いですが、VTRACの照射口が19㎠(6.1cm×3.1cm)とごく小さいことから、
①頭皮
②首
③手・足
④背中
といった患部の小さな病変に対しても、見事にピンポイン トで強力な紫外線(308ナノメーター)照射が行えるという事になります。
一方、患部周辺の正常皮膚への影響は最小限に抑えられるという大きなメリットがあります。
また、VTRACはパワーの強いエキシマ・ランプという光源を用いていますので、通常のナローバンドUVBの約180倍の強さの紫外線を照射できます。
逆に、治療上の一か所あたりの照射時間に関しましては、従来の治療器の1/180の時間(大体、一か所あたり1.5秒間くらいとなります。)という極めて短い時間で済むという事になります。
ただし、一度に広範囲の部位を治療するには不向きという側面があるにはあります・・・。
全身性の広範囲の尋常性白斑の治療には、4Fのアレルギー科に設置してある全身照射型のナローバンドUVBが効果的です。
これまで、治療が難しいとされていた尋常性白斑ではありますが、こういった強力な紫外線ランプを持つVTRACの登場により効果的な治療がスピーディに行えるようになっております。
そもそも、尋常性白斑がどうしてできてしまうのか、正確な原因は分かってはいないのが現状ですが、
これまで沢山の白斑の患者さんに問診して、白斑ができたきっかけみたいなものをお聞きすることができました。
その結果、避けた方が良いであろうことをまとめてみたいと思います。
①急激で高度な日焼け
→日焼けが引いた後に、広範囲の白斑になってしまったと言われていました。
②ストレス
→強いストレスにさらされた後、円形脱毛症と同時期に白斑が生じた方がいらっしゃいました。
③ポンプ式の合成ボディシャンプーを使用してから・・・。
→全身に使用したところ、急激に白斑が拡がったという方。
→現在は、洗髪を含めて全身を石鹸成分の洗浄剤をお使いいただいております。
④大気汚染
→中国の大気汚染のひどい地域で過ごしておられた中国人の方2名がおられました。
これからも、白斑の原因検索をもっともっと続けて行きたいと思っています。
それでは、また!
クリニックのホームページへ飛ぶには、下のURLをクリックして下さい。
(医)美咲会 ふくずみ形成外科
http://www.fukuzumi.jp/
この方に対して、当院が行った治療内容な次の通りです。
①VTRAC(エキシマランプを利用した紫外線治療)
②プロトピック軟膏小児用(0.03%濃度)
③その他内服薬×2種類
です。
紫外線治療は、週に一回のペースで合計21回受けて頂きました。
治療期間は、7カ月余りです。
瞼の白斑





①VTRAC本体です。

②VTRACから紫外線を照射したときのイメージ写真です。
→照射口の面積は、19㎠(6.1cm×3.1cm)あります。

③VTRACのハンドピースを直接、白斑部分に押し当てて治療中のイメージ写真です。
→白斑が小さい場合には、黒色のフェルト布を病変の形にくり抜いて、正常皮膚に紫外線が当たらないようにして照射しています。
→また、出力によって照射時間は若干長くなったり短くなったりしますが、一箇所当たりおおむね1.5秒間くらいと、ごく短時間ですみます。

VTRACは、308nm±2nmのごく狭い範囲に限局する紫外線を用いた(ナローバンドUVBといいます。)を発する紫外線治療器です。まれにチリチリとした感覚がありますが、痛みはほとんどありません。
病変のみに対して部分照射ができる(これをターゲット型といいます。)ので、お子様から年配の方まで安心してお受けいただけます。
何と言いましてもVTRACは、病変に対してピンポイントで照射できますので、正常部位の皮膚が傷まないという利点があります。
従来の紫外線治療器との違いですが、VTRACの照射口が19㎠(6.1cm×3.1cm)とごく小さいことから、
①頭皮
②首
③手・足
④背中
といった患部の小さな病変に対しても、見事にピンポイン トで強力な紫外線(308ナノメーター)照射が行えるという事になります。
一方、患部周辺の正常皮膚への影響は最小限に抑えられるという大きなメリットがあります。
また、VTRACはパワーの強いエキシマ・ランプという光源を用いていますので、通常のナローバンドUVBの約180倍の強さの紫外線を照射できます。
逆に、治療上の一か所あたりの照射時間に関しましては、従来の治療器の1/180の時間(大体、一か所あたり1.5秒間くらいとなります。)という極めて短い時間で済むという事になります。
ただし、一度に広範囲の部位を治療するには不向きという側面があるにはあります・・・。
全身性の広範囲の尋常性白斑の治療には、4Fのアレルギー科に設置してある全身照射型のナローバンドUVBが効果的です。
これまで、治療が難しいとされていた尋常性白斑ではありますが、こういった強力な紫外線ランプを持つVTRACの登場により効果的な治療がスピーディに行えるようになっております。
そもそも、尋常性白斑がどうしてできてしまうのか、正確な原因は分かってはいないのが現状ですが、
これまで沢山の白斑の患者さんに問診して、白斑ができたきっかけみたいなものをお聞きすることができました。
その結果、避けた方が良いであろうことをまとめてみたいと思います。
①急激で高度な日焼け
→日焼けが引いた後に、広範囲の白斑になってしまったと言われていました。
②ストレス
→強いストレスにさらされた後、円形脱毛症と同時期に白斑が生じた方がいらっしゃいました。
③ポンプ式の合成ボディシャンプーを使用してから・・・。
→全身に使用したところ、急激に白斑が拡がったという方。
→現在は、洗髪を含めて全身を石鹸成分の洗浄剤をお使いいただいております。
④大気汚染
→中国の大気汚染のひどい地域で過ごしておられた中国人の方2名がおられました。
これからも、白斑の原因検索をもっともっと続けて行きたいと思っています。
それでは、また!
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http://www.fukuzumi.jp/
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