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当院のニキビ治療に関する考え方 抗生剤だけでなく、抗真菌剤や弱いステロイド剤も有効だったりするんですね~。 大阪市中央区天満橋 ふくずみ形成外科

今回は、当院オリジナルのニキビ治療についてちょっと触れて見たいと思います。

当院にニキビ治療を求めて来られる患者さんの中には、何軒かの皮膚科クリニックを周って、一通りの抗生剤の内服や外用剤を使用されて少し良くなったか、あるいは全然変化が無かったという方が混じっておられたりします。

そんな場合には、お肌の状態を良く診た上で、次のクリームを混和してお出しする場合がございます。

①抗生剤クリーム(アクアチムクリームやダラシン・ゲルなど)
②抗真菌剤クリーム(ニゾラール・クリームやアスタット軟膏など)
③弱いステロイド剤(ロコイド軟膏やキンダベート軟膏など)

通常、ニキビに対してステロイド剤は禁忌(使ってはならないとなっている筈なんですね・・・。)
強いステロイド剤の場合は、ステロイドざ瘡というニキビさえ誘発することがあります。

ところが、大学の附属病院に研修医として勤務していた当時、小川教授がニキビや吹き出物に対して、いつもテラコートリル軟膏を使用されていたんですね。
弱いステロイド剤の場合は、ステロイドざ瘡の誘発の心配もございませんし、赤く強い炎症症状を呈している膿疱に対して抗炎症作用を示すメリットが大きいのですね。

臨床的に非常に有用ですので、ニキビに弱いステロイドを抗生剤軟膏に混和するという事を時々実行しております。

また、いろいろな抗生剤の内服と外用が有効で無かったというエピソードが、今後の治療方針を決める上で大変参考となります。

抗生剤の種類を変えるという事も一つの方法ですし、ターゲットが細菌では無く別の物ではないかと考えて、治療方針の軌道修正を行うことも必要になろうかと思います。

ニキビの原因となっているターゲットは、実は、ズバリ次の3つしかないんですね・・・。
①アクネ桿菌をはじめとした細菌類
②マラセチア・フルフルを代表とした真菌類
③ニキビダニを代表とする原虫類

ですから、①が駄目なら②と③を疑えばよろしいという事になります。
②なら、ニゾラール・クリームが良く効きますし、
③なら、イオウカンフルローションが良く効きます。

日常、診療を行っていますと、①と②と③は複数で存在しえますし、①を叩けば②や③が蔓延るという事が良くございます。

そこで、①、②、③を一網打尽に抑えててしまおうとするのが、次のやり方です。
アクアチムクリーム+ニゾラールクリーム+ロコイド軟膏の外用、
それにイオウカンフル・ローションを加えれば、「底引き網漁法」の完成です。

他に、軽いピーリング石鹸を加えたり、便秘のある方には便秘薬を処方したり、
生理不順のある方には、それに合った薬剤を加えることも時々行います。

フェイスラインのアクネは、治しにくいし再発しやすいとされていますが、タリオン等の抗アレルギー剤をさりげなく組み合わせてあげれば、治癒確率が格段に上がったりなんかします。


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★ 治療前
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☆ 治療後  2ヶ月半経過

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皮膚科学会が作成した、「ニキビ治療のガイドライン」を中心に据えて治療に当たることは、非常に大事なことだと思います。

一方、ガイドラインを用いた治療がうまくいかなかったり、転院を繰り返されている患者さんを治療する場合には、変則的に今回述べた方法を取り入れることで、功を奏す場合もあろうかと思います。

症例写真の患者さんも、まさしく先に述べました変法で治療し、徐々に快方に向かわれました!

兎に角、目の前のニキビ患者さんを治すのに、①確実性を高めて、②なるべく再発をさせないようにしたいと、常日頃、そんなことばかりを考えております。

それでは、また!

クリニックのホームページへ飛ぶには、下のURLをクリックして下さい。
(医)美咲会 ふくずみ形成外科 
http://www.fukuzumi.jp/
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