FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

症例写真です。重症ニキビの内服治療 10歳代後半の女性 大阪市中央区天満橋 ふくずみ形成外科

今回は、重症ニキビの内服治療について、触れて見たいと思います。

患者さんは、10歳代後半の女性の方です。

おでこから両ほほにかけて集簇性のニキビが認められます。
これまで、抗生剤の内服と外用治療を受けて来られて、一定の成果はあったものの繰り返しできてしまうニキビに大変困っておられる様子でした。

そこで、当院では、イソトレチノインの内服を開始して頂くことに致しました。
内服開始後、1年2ヶ月後の状態が2枚目の写真です。

治療前  2010年5月25日




                       


治療後  2011年7月19日

IMG_5934-aft.jpg

炎症後の赤みや色素沈着もだいぶ引いた様子で、ニキビ跡の凹凸が多少認められるものの、全体としては目立つものでもないかなと思っております。

重症ニキビの方で、抗生剤の内服・外用やその他、ビタミン剤や漢方薬、抗真菌剤の外用等に抵抗性を示される方には、ビタミンA誘導体のイソトレチノインの内服が有効な治療手段ではないかと考えています。

最後にイソトレチノインの副作用と対策について述べたいと思います。
①催奇形性
→イソトレチノインの内服期間中に妊娠した場合、胎児の催奇形性が起こる恐れがあります。
→内服期間中と内服終了後半年間の妊娠を避けて頂きます。
②紫外線に対する感受性がアップします。
→イソトレチノインの内服期間中は、これまで以上に紫外線対策を十分に行って頂く必要がありjます。
→日焼け止めクリームをこまめに塗って頂くことと、飲む日焼け止めのヘリオケアをお勧めしております。
③レチノールや肝油等、ビタミンA誘導体含有のサプリメントを飲まないようにして頂きます。
④イソトレチノインの内服により、ごくまれに肝機能異常をきたすことがあります。
→内服開始前の状態と2カ月に一回の割合で血液検査を行い、肝機能チェックを定期的に行います。
⑤イソトレチノインの内服により、抜け毛が多くなる脱毛症を来すことがごくまれにあります。
→関連性ははっきりしておりませんが、当院でもごく少数ですがおられました。
⑥イソトレチノインの内服により、ごくまれですが、うつ病が発生したり、うつ病が悪化する恐れがあります。
⑦イソトレチノインの作用として、皮脂腺を強力に委縮させる働きがあります。
→効きすぎますと、唇の粘膜が乾燥してかさつきやひび割れが生じることがあります。
→また、全身の皮脂が減少し過ぎますと、手湿疹や全身の乾燥性皮膚炎が生じることがあります。
→患者さんによって、必要量がかなり差がありますので、唇の粘膜のカサツキをバロメーターにして頂くのが良いと思います。
→唇のカサツキがつらい場合は、思い切って一錠20mgの内服を二日や三日に一度(最大週に一度)に減量して頂いております。

これらの注意点を守って頂く限りにおきましては、大丈夫な内服薬だと考えております。
他の有効な薬剤を試さないうちから、安易に使用すべき薬剤でないことは、くれぐれも付け加えておきたいと思います。

それでは、また!

クリニックのホームページへ飛ぶには、下のURLをクリックして下さい。
(医)美咲会 ふくずみ形成外科 
http://www.fukuzumi.jp/
スポンサーサイト

Comment

非公開コメント

プロフィール

ふくずみ形成外科・院長

Author:ふくずみ形成外科・院長
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。