FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

症例写真です。 赤アザ(単純性血管腫)のレーザー治療 Vbeam×4回 30歳代の女性 大阪市中央区天満橋 ふくずみ形成外科 

今回は、赤アザ(単純性血管腫)のレーザー治療について症例写真をご覧に入れたいと思います。

患者さんは、30歳代の女性の方です。

赤アザ(単純性血管腫)に対して、Vbeam(ロングパルス・ダイ・レーザー)を4回にわたり照射しました。

 治療前  2009年10月24日



                            

 治療後  2016年2月13日

IMG_2460-blg2.jpg

2枚目の写真が治療後の写真となります。

上口唇部と鼻背部の横に赤みが少し残っています。
全体としては、8割くらいの赤みが消えているかと思います。

Vbeamの照射条件は、次の通りです。
数字は、順にスポットサイズ、パルス幅、出力、クーリングスプレー照射時間/ディレイ時間です。
①回目→φ7mm、10ミリセカンド、13ジュール/cm2、DCD:30ミリセカンド/20ミリセカンド
②回目→φ7mm、10ミリセカンド、14ジュール/cm2、DCD:30ミリセカンド/20ミリセカンド
③回目→φ7mm、10ミリセカンド、14.5ジュール/cm2、DCD:20ミリセカンド/20ミリセカンド
④回目→φ7mm、10ミリセカンド、15ジュール/cm2、DCD:30ミリセカンド/20ミリセカンド

今後、照射条件を変えて仕上げの治療を行っていきたいと思っています。
内容的には、パルス幅を1.5ミリセカンドと短めに設定する予定です。

一般的に、出力が同じジュール数ですと、パルス幅が20ミリセカンド、40ミリセカンドと長くなるほど、組織のダメージは小さくなり
レーザー後の紫斑形成が軽く短期間で済みます。

一方、パルス幅が6ミリセカンド、1.5ミリセカンドと短くなるほど、組織のダメージは大きくなり、レーザー後の紫斑形成が強く長期間
に及びます。

パルス幅の設定を考える上で大事なことは、細い血管病変を焼く場合は、パルス幅を短めにすると良く、
逆に太い血管の場合は、パルス幅を長めにすると良いということになっています。

これは、血管内を流れる血液の流速を考えてのことです。
細い血管を流れる血液は、流速が速いために、短時間で熱量を与えないとなりません。

一方、太い血管を流れる血液は、流速が遅いため、少々長時間かかっても大丈夫ということになります。
ただし、トータルの熱量は血管が太い方が多量に必要となりますから、大きな出力でゆっくり熱してあげると良いということになります。

治療者側としましては、赤あざの状態(盛り上がっているか平坦であるか、また浅い病変か深い部位まである病変か、血管径が細いか太いか等)を良く見極めながら、レーザーの照射条件を決定しているんですね。

また、出力調整もレーザーをある程度照射してみて、血管が焼けて黒く反応するのですが、その黒味を見ながら出力を上げたり下げたりして、適正出力を探るということになります。

出力が強すぎると、黒味を通り越して白くなります。
そうなると、やけどの心配が出てきますので、出力を下げないといけないということになります。

安全領域を踏まえた上で、少しでも治療効果を上げるために、結構いろいろなことを考えながらレーザー治療を行っているんですね。

それでは、また!

クリニックのホームページへ飛ぶには、下のURLをクリックして下さい。
(医)美咲会 ふくずみ形成外科 
http://www.fukuzumi.jp/
スポンサーサイト

Comment

非公開コメント

プロフィール

ふくずみ形成外科・院長

Author:ふくずみ形成外科・院長
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。